Cape Cod – Whale Watching
2000/05/28 Province Town
翌朝、モーテルを出て、車で10分ほど。 再度、Province Townの街に。
昨夜は、ちょこっとしか見ていなかったのだが、街の中にもこジャレたモーテルは沢山あった。ただし、昨夜みた限りではどこも満室。
半島の先の方はずーとこんな砂地。
▲Province Town
港。 この背中側にはヨットハーバー等もあった。
そうそう、Key West等もそうだったが、こういった街では車での移動はとても不便。というわけで、自転車を借りることにした。レンタルサイクルは街中至る所にあって、値段はほぼ一緒。4時間までが$12、4時間以上で当日返却の場合は$14だった。私は昼前ぐらいからお店の閉店時間である7時までということで、$14 で借りた。なおこのほかに、Depositとして$250がクレジットカードにChargeされる。盗難や未返却の場合は返ってこないが、自転車を返却すれば全額返金される。これはKey Westでも同じだった。
車を「1日$5」の駐車場にとめて、あとは自転車で行動。
▲Province Town
ハーバーのPier(桟橋)にある建物。 Information CenterとBostonへのフェリーのチケット売り場を兼ねているようだ。
▲Province Town
PierからみたProvince Townの街。 真中に見えるのは灯台のようだが、街のシンボルにもなっているらしい。街中のどこからでも見える。
▲Whale Watching Tour
「鯨見学ツアー」に参加。ホントは予約がいるのだが(電話一本で可)、予約無しでフラリと行って「一番早い便に乗りたいのだけど・・・」と聞いたら、「一人?それなら15分後に出るやつに空きがあるから乗れるよ」とのこと。ラッキー。
一人$18で、お金を払おうとしたら、後ろに並んでいたおじさんが「クーポン持ってないの?余っているからあげるよ」とのこと。で、$2ディスカウントになって、$16だった。これまたラッキー。おじさん、ありがとう。
写真の船は、ちょうどツアーから戻ってきた船。「鯨は見れましたか?」と聞いたら「うん、いっぱいいたから、あなた達もきっと見れるよ!」とのこと。わくわく・・・。
TシャツにGジャンを羽織っただけだったのだが、この時点で既に寒い。 でも、1Fはヒーターも入っているとのことで、ま、安心。 ちなみに、コーラやコーヒーやビール等の飲み物や、スナック、ホットドッグの類は船内で販売している。もちろん、トイレもある。
日本人の家族連れがいた。 どうも、お父さんお母さんと子供がこっちに住んでいて、日本から来たおじいちゃんとおばあちゃんを連れての旅行らしい。
それにしても、前の席のカップル、ベタベタしっぱなし。 アメリカにきてこういった風景には慣れたのけど・・・。
▲Whale Watching Tour
予定通りにハーバーを出航。 灯台をかすめるように迂回して、沖へ。
ポイントにつくまでに、ウンチク話をずーっと聞かされる。ま、もちろん英語だし、聞きたくなければ聞かなくてもいいのだけどね。
それによると、湾の入り口Cape Codから十数マイル沖は、鯨のサンクチュアリ(聖域)とのこと。大西洋北方からの寒流と南方からの暖流が、この湾の入り口付近で交じり合って、海流が一旦海底深く入って湾内を廻ってまた浮いてくるのがこの海域とのこと。で、鯨のエサとなるプランクトンや小魚が豊富なんだと。鯨は、哺乳類の中でも賢い部類に入る生物で、北欧諸国や日本の乱獲にあって一時は激減したものの、近年のアメリカを筆頭とする保護政策によって回復傾向にある・・・・とのたまっていた。でも、一番乱獲したのは、アメリカをはじめとする西欧諸国だと思うのだけど。食べるわけでもないのに、ヒゲとあぶらをとるためだけのために乱獲していたのはあなた達でしょう・・・・と思いつつ・・・。日本は、鯨は捨てるところなんて無い・・・としていたと聞いたのだが。(私の出身地の宮城には、女川という鯨の町があるのだ)
ウンチクの続きをいうと、この辺で見られるのは、ミンク鯨かマッコウ鯨とのこと。(ミンクはそのまま英語だけど、マッコウ鯨は後で辞書で調べた)。
ウンチクを語っていたガイドのおじさんが急に声を大きくして「3時の方向を見ろ!」という。で、見てみると、潮を吹いている鯨が出現していた。
▲Whale Watching Tour
鯨は当然息継ぎをしないといけないので、居る場所さえおおまかにわかれば、数分間隔で必ず浮上してくる。
そして、潜水中もそれほど大きくは動かないようで、発見後に船をその付近まで走らせて待っていると、大抵近くに再浮上してくる・・・・らしい。
▲Whale Watching Tour
船から2~30mのところに浮上してきた。 これは口を開けているところ。
あたまのブツブツを見る限り、マッコウ鯨のようだ。 さすがにこんなに近くで見れるとは思っていなかった。