LasVegas その2
■1/29/2000 (Sat)
今日は、ウン回目の誕生日である。
なのに、ナゼにひとりでLasVegasなんぞをうろうろしているのかと思うと悲しくなるが、仕事なので仕方がないのだ。。。。。と自分に言い聞かせた。
いきなりで恐縮だが、ま、部屋をでてホテル内を歩くだけなので・・・。
Stratosphereは高さ344mで、東京タワーよりちょっと高い。全米で一番高い展望台(270m)なのだそうだ。ハテ?ChicagoのSearsタワーってもうちょっと高かった気もするが?
ま、そんなことよりも、このタワーの目玉は、展望台のところにある、
フリーフォール「Big Shot」と
ジェットコースター「High Roller」。
アトラクション2ライドとタワーへの入場料で$14。"2ライド"なので、同じモノに2回乗るということもできる。
▲Stratosphere 上述のアトラクションのチケット(半券)
高さは・・・見ての通り。
タワーの展望台の外周を2~3周するだけ・・といえばそうなのだが、ちゃんと"落ちる"ポイントもある。地上近くにあるのなら、どーってことないジェットコースターなのだが、ヒョイと首を傾けると地上は遥か遠く。この"地上273mを周るジェットコースター"は、世界一の高さを誇るのだそうだ。係員によってしっかりとロックを確認された後、コースターは動き出す。私は一人だったので、外側に乗ったのだが(横並びで2人乗り)、左側はなーんにもない。地上277mの景色が広がる。景色を楽しんでいる間もなく、ジェットコースターは本来の姿へ加速する・・・。カメラのストラップを首に掛けて落とさないように注意する。ビデオを構えている人もいて、「落下防止等のために撮影禁止」ということはないらしい。
展望台の周りをグルグル周るだけなのに、その怖さったら・・・・!
340m下にある地面と地平線しか見えない。 約45度傾いて旋回する。 まわりからは、悲鳴とも叫びともとれる声が聞こえてくる。
展望台(外側)から見上げるとこんな感じ。
ちなみに、この展望台も、金網が張ってあるものの金網に近づくのを躊躇するほどの高さ。
「Big Shot」へ続く。
前述のHigh Rollerのさらに上にある、フリーフォール。地上277mから真上に50m以上も、時速72km/hの速さで打ち上げられる。
撮影をしようとカメラを持っていたのだが、危険防止のためとのことで、搭乗の際に預けされられた。
とはいっても、打ち上げられた瞬間は、撮影どころではない。 着座してから打ち上げるまでカウントダウンも無かったので、「まだ?まだ?」とドキドキしていると、「ヒュッ」って感じで打ち上げられる。その時には「このまま吹き抜けてしまうのではないか?」というあまりの恐怖感に声すらもでないほど。一度打ち上げれた後は、何度か上下を繰り返しながら下に下りてくるのだが、「終わった」という安堵感からか、笑いしかでてこない。High Rollerもそうだが、「もう一度乗る」という人は、$3払ってもういちど並べば乗れる。
地上まで戻る必要はない。
▲Forum Shops
Forum Shopsは、一言でいえばショッピングモールなのだが、その広さったら・・・。
古代ローマをテーマとしており、その天井は時間を追う毎に朝・昼・夜へと変化していく。
照明の効果で変化させているのだが、こういったところにもお金を掛けているラスベガス、さすがにエンターティメントの本場。
入り口近くにある、「Festival Fountain」には、ギリシャ神話に出てくる、バッカスやアポロ、ヴィーナス等の神々が立っている。
トロイの木馬を模しているのだろうか。その巨大さたるや・・・
こちらは、97年秋にできた、Atlantis。
時間になるとこの彫像が消え、3人の神々が現れて、火と水のショーが始まる。
▲MGM GRAND GARDEN ARENA in MGM Grand Hotel
CHER Tour 2000
当日でも、チケットが入手できた。
席はあまりよくない(ステージ横の2F)ものの、ま、仕方ないか・・・。
▲MGM GRAND GARDEN ARENA in MGM Grand Hotel
CHER Tour 2000
会場に入ったのは、19:15(15分前)。
それにして、一介のホテルが、これだけのホールを持っている・・・・てのが驚き。
(たった1つのホテルの持ち物だよ、このホール) 何人ぐらい入るのだろう?
▲MGM GRAND GARDEN ARENA in MGM Grand Hotel
CHER Tour 2000
前座といえば前座なのだが、出てきたのは、現在全米ヒットチャート1位の・・・
LOU BEGA!!
これには驚いた!
白い服を着ているのが、LOU BEGA である。
この写真は、このデジカメの最大光学Zoom+デジタルズームで撮ったもの。
やはり、デジタルズームだと、輪郭がボケる・・。
曲は「MAMBO No.5」!!
そこら中で立ち上がって踊り出す人達がいて、もう会場はノリノリ!!(死語?)
▲MGM GRAND GARDEN ARENA in MGM Grand Hotel
CHER Tour 2000
約1時間後(20:45頃)、舞台は一旦お開き。
前座とはいえ、会場はノリノリだったのに、何か一気にしらけてしまう感じ。
この休憩中に、トイレに立つ人や、ジュース等を買いに行く人・・・・の他に、「着座に耐えられない人」がワンさと出て行った。
そう、アメリカ人は、長時間着座しているのが苦手。
座禅なんて、彼らにとってはとんでもないことなのだ。
会場の照明が落ちて、やっとCherが出てくるらしい・・・・と思っていたら、ここから待つこと、さらに20分程度。
会場はブーイングの嵐。
そりゃそうだ、19:30の開演予定が、前座があったとはいえ、既に21時をまわっているのだもの・・・。
続く。
▲MGM GRAND GARDEN ARENA in MGM Grand Hotel
CHER Tour 2000
19:30開演のハズが、前座から始まって、20:45ぐらいに一旦休憩(?)で照明がともされる。
日本では考えられない。だって、いくら前座とはいいながらも、せっかく盛り上がってきたのに「一旦お開き」では醒めてしまう。
あげく、Cherのコンサートが始まった(照明が落ちた)のは、21:30過ぎ(この写真)。
さすがのアメリカ人も45分以上も待たされると腹が立つようで(開演予定からすれば2時間遅れ)、休憩中はブーイングと"ダンダン"と足を踏み鳴らす人が多かった。
照明が落ちて音楽が流れ出すと、痺れを切らしていた場内は、一気に盛り上がる。
▲MGM GRAND GARDEN ARENA in MGM Grand Hotel
CHER Tour 2000
舞台がせりあがってきて、Cherの姿が見えてくると、悲鳴とも言える歓声があがる。
でも、日本のように、"総立ちになる"ということはない。座っている人がほとんどで、立っている人はごくわずか。前の人に立たれたら、後ろの人はどうするのだろう???
そこはやはりアメリカ人、全く気にしないようだ。
「後の人に気を遣う人」もいなければ、「前の人に立たれてちょっとぐらいステージが見えにくくなっても気にしない」・・・・・らしい。
この辺を理解していないと、日本人にとっては、アメリカ人に対して腹を立てることが多くなるのだ。
▲MGM GRAND GARDEN ARENA in MGM Grand Hotel
CHER Tour 2000
会場内は最高潮。
舞台演出という意味では、日本のアーチストの方が凝っている。
ちなみに、一応「撮影は禁止」なのだが、そこら中からフラッシュが光っている。日本のように「光ったとところ目掛けて、係員が飛んでくる」といったことは無い。ここラスベガスに限ったことかもしれないが・・・・。
ちなみに、私のデジカメ(これらの写真)は、ストロボはOFFで撮影しました。こんなとこでストロボ光らせても無意味だけどね。 前の人の後頭部が明るくなるだけ・・・(^-^)
感度をISO400に設定しただけです。
▲MGM GRAND GARDEN ARENA in MGM Grand Hotel
CHER Tour 2000
’60の曲から始まって、Cherのヒットメドレーが続く。
途中、ドラマやバラエティに出演していたときのVTRがスクリーンに映し出された。
▲MGM GRAND GARDEN ARENA in MGM Grand Hotel
CHER Tour 2000
約一時間後(22:30頃)、照明が落ちて"公演終了"と・・・・・・なっては困るのだ。
’99年のヒット曲、"Believe"がまだではないか!
でも、そこは演出、アメリカ人もそれはわかっていて、退席する人はいない。
▲MGM GRAND GARDEN ARENA in MGM Grand Hotel
CHER Tour 2000
衣装換えをして、Cherが再び舞台へ。
曲は、Believe。
立ち上がって踊り出す人も多く(日本と違って、開演と同時に総立ちとはならなかった)、同時に客席からはカメラのフラッシュの洪水・・・。
肉眼ではステージ上はちゃんと見えたのだが、カメラにとってはスポットライトが眩しすぎたらしい。真正面からのスポットライトだし。
Cherの衣装も銀色のキラキラとしたもので、光が反射しやすい(これも演出)ものだったせいもある。 真っ白けでごめんなさい。
▲MGM GRAND GARDEN ARENA
CHER Tour 2000
Believeの曲が終わるかどうかってウチに退出しだす人が増えて、曲が終わって照明が灯ったときには、客席には2/3程度の人しかいない。
日本のように、いつまでもアンコールしていない。・・というより、アンコールしている人がいない。さっさと帰るのは、帰路の混雑を避けてのためなのだろうが、引き際はホントにアッサリとしたもの。私もサッと出てきたのだが、通路を歩きながら中をチラリと覗いた時には、人影はすでにマバラ・・・。曲の終了から5分と経っていないのに。
どこでもそうなのだが、公共の交通機関を利用することが少ないアメリカでは、各自が車で来る。で、これだけの人数が一斉に駐車場を出て、帰ろうとするわけだから・・・駐車場の出口はもちろん、道路も大混雑するわけだ。(それでも、ま、日本ほどではないけどね)
別に"何"・・・
というわけではないのだが、Las Vegasの中でも老舗に入るホテル。
StripからLas Vegas Blvd沿いに北に約5マイル(8km)程度に位置するダウンタウン内にある、アーケイド街。
この付近には、グレイハウンドのバスディーポ(バス乗り場)等があるのだが、Stripの華やかな雰囲気と比べると今ひとつ地味。
それを解消するために、近年大改装を行って、中でもこのFremont Streetが名物となった。
何でもないときはこんな感じのごく普通のアーケードモール。
並んでいるカジノも、Stripに比べるとちょっと垢抜けない。
待つこと、約10分。あれほど煌びやかだったアーケードのネオンが一斉に消え、アーケードの天井一面に映し出されるCG(コンピュータグラフィックス)。
約5分程度のショーだが、その壮大さは見てみないとわからない。
どうも、地球の誕生から今にいたるまでの生物の進化がテーマらしいのだが、詳細は不明。
例によって、何の意味ももたない"ホテルの紹介"です。
5重の塔??
ボクが住んでいるPhiladelphiaから車で一時間程度、Atlantic Cityにもある、Harrah’s Hotel。
ダンサーとでも言えばいいのだろうか、下部の女性のデザインが、どーも、「ホテルじゅらく」とか「熱海温泉」を思い起こさせる・・・。
▲TRAM
The Mirage to Tresure Island
Stripのホテル間には、こういったTRAMと呼ばれるモノレールが敷設されている。
無料で各ホテル間を結んでいるのだ。
一つ一つのホテルが大きい&離れている・・・Las Vegasでは、とても便利。
The Mirageを出て、Tresure Islandへ。
ここのTRAMは2つのホテルを結んでいるだけなのだが、LuxorのところのTRAMは、Excalibur・Luxor・Mandary Bayの3つのホテルを結んでいる。ちなみに、そちらも無料。
Las VegasのこういったTRAMや、無料のショー等は、「ホテルの客引き」を目的としているようだ。「いかに泊まってもらって、で、そのホテルのカジノでお金を遣ってもらう」のが目的。
だから、駐車場を無料にしたり、無料とショーを行ったり・・・と客引きに必死なのだ。
▲Tresure Island Hotel
The Battle of Baccaneer Bay
ホテル自身が、スティーブンソンの小説「宝島」から名付けられている。そのホテル前で行われるこの「バッカニア湾の戦い」のショーは、日没後、約90分ごとに行われる大スタントショー。無料です。
Las Vegas Blvd沿いの歩道からみることができる。
▲Tresure Island Hotel
The Battle of Baccaneer Bay
TDL(東京Disney Land)にでも来たかのような、ショー。
その凝り方といったら、とても無料とは思えない。
ホント、炎とかの派手なのがすきだよね・・・・。
最前列で見ていると、ちょっと熱かったり("暑い"ではない)する。
戦いに負けて海賊船は沈んでいく・・・・。
このあと、連日の夜更かしと時差ボケがたたってか、異様に眠くなった。
探索(物色・)を途中でやめて、部屋に帰って爆酔。
To be continued …. 2000/01/30へ続く。