東海岸I-95縦断記 #9 ~Floridaへ「Kennedy Space Center」
1999/11/27(Sat) – After Thanks Giving day
頑張って早起き(?)して、ホテルを朝8時過ぎにチェックアウト。ちなみに、キングサイズ1Bedの部屋で、約$42(TAX込み)だった。日本円にして約\4000円か。
これでも、この辺りのモーテルとしては高い方で、すぐ近くには税別$23なんてのもあった。
遠くに見えるのは、スペースシャトルの打ち上げ台です。競馬場のようなトラックは、ロケットを載せた発射台が移動するための専用道路。とてつもなく広いのだ。。。。。
以下、Kenneday Space Centerの見学記である。
ちょっぴり天候不順ながらも、「曇りのち晴れ」という天気予報を信じてNASAへ。
ま、雨になったとしてもあまり影響はないのだけどね。
この橋を渡ると、国定公園。
そう、NASAは、国定公園の中にあるのだ。
最新科学の集結したNASAと、大湿原の国定公園が両立できているのはとてもすごいことだと思う。
▲Kennedy Space Center
(NASA)
Visitor Center
自分の車で入れるのはここまで。
ここから先は、見学者専用のツアーバスに乗ることになる。
不用意にウロチョロされると危険なのはもちろん、国家機密に関わるようなものもあるのだから当然か・・・・。
ホテルから15分ほどで着いてしまった。
9時のオープンにはまだちょっと時間があるので、チケットだけ購入して、その辺をブラブラと探索してみた。
過去に使用したロケットが展示されている公園。
▲Kennedy Space Center
(NASA)
ソビエトのソユーズとのドッキングプロジェクトの時に使用したサターン1B型ロケット。
このロケットでアポロ7号が打ち上げられた。
▲Kennedy Space Center
(NASA)
9時になってオープン。
見にくいとは思いますが、真中には、次のスペースシャトルの打ち上げ予定が表示されています。
次回の打ち上げは、
12/9 ディスカバリー
だそうです。
・・・・・とはいっても、中継等で見ていてわかるように、スケージュールの変更や遅延は当たり前。もし見る事ができたならラッキーなことなのだと思う。
お土産もの屋さん。
この左側がツアーバスの出発・到着ゲートになっている。
バスは約15分間隔で運行されていて、その料金は入場チケットに含まれている。
このチケット、何種類かあって、それぞれ含まれているものが違う。
確か、一番安いヤツでもツアーバスは含まれている・・・と思ったが、購入時によく確認してください。
さてさて、前置きが長くなったが、これからツアーバスでNASA内を見学。
早足で廻っても所要時間は約3時間とのこと。
▲Kennedy Space Center
(NASA)
オープンと同時に、わき目も振らずにバス乗り場へ。
朝一番のバスは、9:45出発とのことだが、9:15頃にはかなりの行列ができていた。
混み具合によって臨時のバスを出すこともするようで、あまりあせらなくてもいいみたいだ。
中は観光バスのようになっているが、座席は全部自由席。
このバスに乗りながらNASA内をまわるのではなくて、見学ポイントを結ぶシャトルバスと思ってもらった方がいいと思う。ルートは1つで、バス循環の方向も1つなので迷うことは無いと思う。
乗ったバスが到着したら降りて見学(そのバスはすぐ行ってしまう)して、次のポイントへ行こうと思ったら、その時に来たバスに乗る・・・の繰り返し。
▲Kennedy Space Center
(NASA)
ツアーバス内からの風景。
窓の外に見えるこの砂利道は、ロケットやシャトルを積んだ巨大な基台が走る専用の道。
その道には、キャタピラの跡がしっかりと残っていた。
ロケットエンジンが展示されていた。
クリックすると大きくなります(約120KB)
左側にオービター(スペースシャトル)を積んだロケットがあるのがわかるでしょうか?左側の道の先です。
そうそう、この道が上述の「ロケット運搬用の道」です。
ちなみに、一般の見学者は、これ以上近づくことはできません。
クリックすると大きくなります(約120KB)
右側にオービター(スペースシャトル)を積んだロケットがあるのがわかるでしょうか?右側の道の先です。
左側の建物は、ロケットやシャトルの組み立て&メンテナンスを行っているそうです。
これが、その「ロケットや直立したオービター(シャトル)を運ぶ基台」です。
右側の茶色い部分がキャタピラです。
これがロケットを載せて、競馬場のようなトラックを自走するわけです。
次は、サターンロケット等が展示されているポイントへ。
▲Kennedy Space Center
(NASA)
アポロ11号が月面着陸に成功したときの司令室(管制室というのかな)
当時の様子が映像で流れるのだが、計算尺で計算していた(計算尺といっても知らない人が多いだろうな)
また、月着陸司令船に搭載されていたコンピュータは、初代ファミコン(赤白のやつ)よりも貧弱なもの・・・とのこと。
そんなので、よくもまあ月まで行けたもんだ。
アポロ11号を打ち上げた、サターンV型ロケットです。
大きすぎて、とても写真に収まりません。
なお、本物のサターンVロケットは、世界中に4基ほどしかなく、その一つがここフロリダにあるやつなのだそうです。
▲Kennedy Space Center
(NASA)
これが、アポロ11号を月へと運んだ、サターンV。
人と比べてみれば、その大きさがわかるでしょう・・。
サターンV型ロケットの大きさと出力を対比させて紹介していた。
▲Kennedy Space Center
(NASA)
月司令船。月面には降りず、月を周回する。
▲Kennedy Space Center
(NASA)
司令船の、地球帰還用の部分。
ここだけが、帰還の為に大気圏に再突入します。
▲Kennedy Space Center
(NASA)
月面車
本物かどうかは・・・・わかりません。
▲Kennedy Space Center
(NASA)
月の石
直接手で触れることができます。
見た目&触った感じは、黒い瑪瑙(メノウ)のようです。