ブルージュの世界遺産
2004/06/06
ブルージュは、街全体がユネスコ文化遺産なのだ。 形状や色調もふくめて統一感のある街並みは、ため息がでるほど美しい。
■旧市街区域:2000年12月登録
現存の公共建築物や宗教建築などから、中世ヨーロッパの経済・文化史の変遷を背景とした建築様式の発展(特にレンガ造りのゴシック建築)を見ることができる。
また、ブルージュが中世絵画史においても、ファン・アイクやメムリンクなどの活動した地であり、文芸庇護活動の中心地であったことなどが認定理由となった。
(観光局ガイド)
■鐘楼:1999年12月登録
(ブルージュのほかにも、ワロン地方とフランドル地方の30あまりの鐘楼が同時に認定された)
鐘楼が建てられた中世末期は、封建社会から商業を中心とした自治都市社会への移行期であった。鐘楼は当時の政治的および宗教的要求を満たす都市建築形態の素晴らしい例である。
(観光局ガイド)
■ベギン会院 Begijnhof 1998年12月登録
(フランドル地方の14のベギン会院が同時に認定) ベギン会院は中世の北西ヨーロッパにおいて非常に特徴的な、女性の在俗修道院の建築そ指す。会院は一般に、住居、教会、付属建築物、中庭などからなり、この空間設計そのものがフランドルの都市・地方計画の具体的な例証であり、また宗教建築とフランドルの伝統建築との融合を完全に表現している。
ブルージュのベギン会院は中庭を中心に設計されたタイプ。現在はベネディクト会の修道院となっている。
(観光局ガイド)