ステーン国立海洋博物館
2004/06/04
■ステーン国立海洋博物館
National Scheepvaartmuseum Steen
アントワープ港付近、スヘルデ川河畔にあるステーン城は、元は海から攻撃してくる敵から町を守るのが本来の目的で建てられた。 「ステーン(Steen) 」とは石(Stone)のことである。 13世紀初頭、ほとんどの家が木造であった時代に石でつくられた城郭は、おそらくは街を取り囲む要塞の一部だと考えられている。 1520年、カール5世によって拡張され、1549年に市の所有となってからは、1823年まで牢獄(ろうごく)として使用された。 1952年からは国立海洋博物館として、各種の帆船、汽船の模型や、航海用具、海図などが展示されている。
城の入り口には"Lange Wapper"と呼ばれる大男の像がある。 酔っ払いや子供たちにいたずらをする、伝説の人物だそうな。