© 2000 シンノスケ. All rights reserved.

Chichen Itza 探訪その2 (Cancun, MX)

このカスティージョ北側の階段には「ククルカンの頭部」(上写真)があると述べたが、そのカスティージョの北側に位置する、あるポイント(カスティージョから約50m程度離れた箇所)に、芝の上にいくつかの大きな石が散らばっているところがある。ガイドが説明してくれたここは、「金星の台座」と呼ばれている場所と、カスティージョの間に位置する場所である。

ここで「パン」を手をたたくと、カスティージョ(もしくは周辺の遺跡)に反響して、カスティージョ方向から「キュン」とこだまが返ってくる。この「パン」「キュン」の間はコンマ数秒程度なのだが、この「キュン」の後、さらに1秒程度後に、カスティージョに向かって左側にある「戦士の神殿」から「ピュン」というこだまが返ってくる。

カスティージョに向かって「パン」と手をたたくと、正面から「キュン」、その後左側から「ピュン」というこだまが返ってくるというわけだ。

こうやって文章にしてみると、どうってことないかも知れないが、実際に現地でその反響する音を聞くと、とぉーっても不思議。このカスティージョは神殿なので、祭事の際には多くの人間が集まったのだろうけど、彼らの歓声や喝采を含めて、何かしらの音響効果を狙ったものなのだろう。

新・旧Chichen:

このChichen Itzaには、旧Chichenと新Chichenがあって、それぞれ時代が違う。

遺跡全体がこじんまりとしている旧Chichenは、日本でいう弥生時代後期から飛鳥・奈良時代にかけて。

上のカスティージョに代表される新Chichenは、平安時代から鎌倉時代前期にかけて。

今までの写真は、全て新Chichenのものだが、このページは旧Chichenの遺跡を含めて紹介する。

球戯場に面して建てられているジャガーの神殿の裏側に作られている「付属のジャガーの神殿」(Anexo de los Tigers)

このジャガーの両側の柱の下部には、マヤの神が「涙を流している人の顔」として彫られていて、その涙が川となって、その先には鳥や亀や魚が描かれている。これは、天からの恵みである雨によって、植物や動物が生まれ育つことを表現している。また、この両側の柱には亀が描かれており、右側の亀が生を、左側の亀は首を甲羅に入れていることから死を表現しているとのこと。


以下、旧Chichen

カスティージョからちょっと横道を入ると、奥まった場所にあるのが、旧Chichen。上述の通り、新Chichenとは、時代が全く違う。

これは、「高僧の墓」(Tumba de Sancerdotes)と呼ばれているもの。今までの新Chichenのものと比べて造りが小さいことが理解できるだろうか。

赤い家(El Chichanchob)

天文台(El Caracol)

旧Chichen時代に作られたものは下部だけで、上部の丸いドームは新Chichen時代に増築されたもののようだ。

現在は、このカラコルの中に入ることはできない。

見た目から言っても現代の天文台ととてもよく似ており、とても平安時代に考えられたものとは思えない。

尼僧院(Las Monjas)

正確には、どのように使われたのか、まだ解明されていないようだ。

教会(La Iglesia)

中央部正面のチャック神(真中でちょっと出っ張っているものが鼻)の両側に、マヤの東西南北を司る神様や、カメ、アルマジロ等が描かれている。

建物の角、ところどころには、チャック神の顔が彫られている。右耳から何かぶら下がっているのがわかるだろうか。

これは、男根を意味していて、ピアスのように刺さっているのだ。

これは、チャック神の「鼻」。

左写真が正面で、この写真は横顔ということになる。

チャック神は、雨の神様で、象のような姿で表現され、長い鼻と"右耳のピアス"が特徴。

「付属の尼僧院」横にある遺跡なのだが、何に使われたものなのかは、まだ解明されていないそうだ。

「付属の尼僧院」(El Anexo del Este)

壁全体にチャック神が描かれている。

全部で13のチャック神があり、壁面上部に4つ、下部に8つの顔が描かれているのだけど、わかるかなぁ・・・左上写真のチャック神の顔からイメージすればわかりやすいかもしれない。(目が四角いのが特徴)

で、残りの1つはどこにあるか・・・というと、この壁全体が1つのチャック神の顔になっている。この写真ではわかりにくいかもしれないけど、入り口がチャック神の口・・というわけ(左下の写真の方がわかりやすいかも)

「付属の尼僧院」(El Anexo del Este)

ちょっと離れてみると、壁全体がチャック神の顔になっているのがわかると思う。 「付属の尼僧院」横にある遺跡なのだが、何に使われたものなのかは、まだ解明されていないそうだ。

何だか、ラーメンどんぶりの模様にも見える(笑)。

エル・カラコル前の歩道横には、大きな石が転がっている。ここでも、上述の「カスティージョ前のあたり」と同様に、手をたたくと「キュン」というこだまが返ってくる。


ここでガイドについて歩きまわるのはおしまい。あとは、自由行動。

旧Chichenをもっとじっくりみるでもよし、新Chichenに戻ってもよし、Maya Hotel内にあるおみやげ物屋をみてもいいし・・・

各自の自由。

私は、とりあえずは新Chichenに戻って・・・(といっても徒歩数分)・・・カスティージョに登ってみることにした。

カスティージョの壁面の階段はとても急。昇るには問題がない程度だけど、降りるのは恐そう。階段の平らな面(足が乗る面)はあまり大きくなくて、さらに、補修してあるとはいえ1000年も前の石造物なので、階段の角は鋭角ではない。

でも、ロープが一本張ってあるので、それをつたって降りれば問題はないだろう。でも、女性の場合、ハイヒールとかだと危険かも。

(まぁ、遺跡を見学にくるのに、ハイヒールを履いてくる人はいないと思うけど)

カスティージョの天辺(一番上の部分)に昇ると、その内部はこのような感じ。この通路のようなものは"Uの字型"になっている。これは上述の音響効果のためのようなのだが、詳細はわからなかった。

北側に位置することになる、このU字型の内側(開いている部分)に神殿があって、そこからククルカンの頭部のある階段を降りた正面が、金星の台座となる。(下の写真)

カスティージョに昇った途端、急に雲行きが怪しくなってきて、あっという間にスコールになった。

私は既に登り終えていて、上写真の通路内にいたので濡れることはなかったのだが、階段を上っている途中だった人は、もう全身びっしょり・・・・。

下を見下ろす限り、カサをさしている人は僅かで、多くの人は前述のポンチョを着ている。

カスティージョ天辺の神殿から、「金星の台座」をみる。

写真中央のあたりが、「神殿に向かって手をたたくと前と左からこだまが返ってくる」という場所(写真ではわからないと思うがいくつか大きな石がある)

カスティージョの北東側に位置する「戦士の神殿」

(Templo de los Guerreros)

写真での手前側が階段になっていて、ここの一番上(白い壁に囲まれているところ)の神殿には、有名なチャック・モール像がある。 しかし、現在は神殿にあがることは禁止されていて、見ることはできない。

しばらく雨の止むのを待っていると、遠くの空が明るくなってきた。降りだしてから約20分程度かな。

見渡す限りのジャングル。

「戦士の神殿」

雨も小降りになってきた。v

雨も小降りになったので、私もポンチョをきてカスティージョを降りることにした。

次なる目的地は、「戦士の神殿」である。

探訪その3に続く・・・・)

コメントを残す

Your email address will not be published.
Required fields are marked:*

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください